読者の皆さんは、このマーク、何のマークだかご存知ですか?
これは、「ヘルプマーク」と呼ばれるものです。
目次
ヘルプマークとは?
ヘルプマークは、
- 義足や人口関節を使用している方
- 内部障害や難病の方
- 妊娠初期の方
など、援助や配慮を必要としていることが外見からはわからない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成されたマークです。
東京都が2012年10月から都営地下鉄大江戸線で開始、2013年7月からすべての都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーのほか、翌年からゆりかもめ、多摩モノレールにも導入され、2016年12月からは、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院にも拡大されています。
ヘルプマーク、全国に拡大中!
ヘルプマークが導入されている都道府県
東京都発以外では、2016年4月から京都府でヘルプマークが導入されています。さらに、和歌山県、徳島県、青森県、奈良県と現在全国に拡大中です(2016年12月現在)。2017年には神奈川県、岐阜県、大阪府も配布を開始(参考資料:2017/1/12「東京新聞」)。
- 東京都
- 京都府
- 和歌山県
- 徳島県
- 青森県
- 奈良県
- 神奈川県
- 岐阜県
- 大阪府
ヘルプカードが導入されている県・市町村
樹脂製のタグでできているヘルプマークではなく、紙タイプの「ヘルプカード」で導入している県・市もあります(筆者調べ)。
熊本県のヘルプカード(下記のページから印刷して自分で作ることもできます)
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_20616.html
- 千葉県
- 熊本県
- 福岡県
- 仙台市
- 札幌市
- 川越市・戸田市
- 鳴門市
ヘルプマークPR動画(Youtube)
私がヘルプマークを使う理由
内部疾患(指定難病)のある東京都在住の私は、通院時に電車やバスに乗る際には、東京都のヘルプマークをつけて乗車しています。
30代の私が優先席に座っていても、「周囲の人から誤解を受けませんように!」という淡い期待を込めています。
また、万が一、道端で倒れてしまったときや、事故にあったときに、「周囲に適切に処置してもらえますように!」との思いもあります。
ヘルプカードを手作りしよう!
通常の配布場所でヘルプマークを受け取ることが難しい場合は、画像を印刷して自分で「ヘルプカード」を手作りすることもできますよ!
ヘルプカードの作り方
- 東京都のサイトから「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」のデータをダウンロードする。
- 1でダウンロードした表紙ページのヘルプマーク画像をカラーで印刷する。
- ハサミなどで適当な大きさに切り取る
- カードケースやネームホルダーなどに入れてできあがり。印刷時の拡大・縮小はOK。ただし、マークの変形はNGです。当事者個人が使うぶんには、特に使用の届け出は必要ありません
(熊本県のくまもんバージョンのヘルプカードはこちら)
ヘルプマーク認知向上にご協力ください!
現在、東京発のヘルプマークは全国に拡大中ですが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどを契機に、マタニティマークのように、ヘルプマークがもっと広く知られるようになることを願います。
#拡散希望
ヘルプマークが広く知られるように、リツイート等ご協力よろしくお願いします。
東京都内を走る某バスの優先席付近には、ヘルプマークの認知向上を図るためのステッカーが貼られていました。見えない障害(難病)のある当事者としては自治体の積極的な姿勢が見て取れて喜ばしい限り。カバンにヘルプマークを付けて、昨日も安心して優先席に座って通院できました♪ #障害 #難病 pic.twitter.com/X3rdv49NwR
— たま(かふぇもか)在宅ライター (@ta_mocha) April 12, 2017
このヘルプマークの配布場所、地下鉄の駅や障害者センター等だけでなく、患者が日頃行く大規模病院や市役所の窓口とかに、もっと設置を拡大すりゃいいのにねー!ほかにも医療費助成の新規・更新手続きのときにいっしょに同梱あるいは案内するとか。まだまだ改善の余地はありそうだ。 #難病 #障害 pic.twitter.com/PG5Vr3hAf0
— たま(かふぇもか)在宅ライター (@ta_mocha) April 26, 2017
東京都知事!ぜひとも都知事の発信力を生かして、東京都発の「ヘルプマーク」の認知度向上をお願いします! #難病 #障害 #小池百合子 pic.twitter.com/7j6RfTsZnX
— cafe_mocha (@ta_mocha) 2016年8月2日
ヘルプマークは援助や配慮を必要とする方がその事を周囲に知らせるマークです。平成28年度から、京都府、和歌山県、徳島県においても取り組みが始まっています。https://t.co/gFEei5Fe3E pic.twitter.com/UTuRNpepmF
— 東京都福祉保健局 (@tocho_fukuho) 2016年7月21日
ヘルプマークの配布場所
東京都の配付場所
都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅を除く)駅務室、都営バス各営業所、荒川電車営業所、日暮里・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室、ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室、多摩モノレール(多摩センター駅、中央大学・明星大学駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅、上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)、東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院等
詳細は、東京都福祉保健局のサイトをご確認ください。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html
関連リンク
ヘルプマーク・ヘルプカード全国認知&普及プロジェクト
https://www.facebook.com/helpmarkandhelpcard