知っトク!慢性疾患のある人が「薬代を節約するコツ」~ジェネリック医薬品という選択

従来の特定疾患医療費助成制度のもとでは、院外薬局における薬代は「自己負担なし」でしたが、2015年1月1日以降から新たな難病医療費の助成制度がスタートし、薬代の自己負担が発生しています。というわけで、あらためて薬代を節約するポイントをまとめてみます。

薬代を節約するポイント

  1. 必要以上の量や種類の薬が処方されないように、診察のときに主治医としっかりコミュニケーションをとる。日ごろからお薬の在庫管理をして、お薬が余っていたら、「今日はいらないです」など伝えるように。
  2. 可能であれば、なるべく一度に多くの薬を処方してもらい、調剤料を節約する。
  3. 大病院のそばにある処方箋を多く扱う薬局などは調剤基本料が40円程度安い(大手チェーンの門前薬局の調剤基本料は3割負担の人で50~60円、門前薬局80円、街なかの多くの薬局120円)。
  4. かかりつけ薬局を持って、毎回お薬手帳を持って行く。残薬の相談にのってもらう。
  5. 夜間や休日はできるだけ利用しない
  6. ジェネリック医薬品に切り替える

以下、ここではおもにジェネリック医薬品に切り替えることでどれくらい節約できるのか、それを調べる方法について解説してみたいと思います。

ジェネリック医薬品に切り替えると、いくら安くなるか?

先発医薬品 ジェネリック医薬品 差額(年間)
糖尿病  26300円  13100円  13200円
高血圧症  24100円  6600円  17500円
アレルギー 19700円  4400円  15300円

(健康保険組合の資料より)

慢性疾患の場合のほんの一例ですが、上の表のとおり、先発医薬品をジェネリック医薬品に切り替えることで、年間数万円単位で変わってくることもあります(3割負担の場合)。もちろん病気の症状や医薬品の使用状況などにより、一人ひとりお薬代は異なってきますが、切り替えをするメリットは大きいですよね。

ジェネリック医薬品の調べ方

自分の服用している薬にどのような後発品があり、薬価がいくらであるかは、日本ジェネリック医薬品学会が運営するサイト「かんじゃさんの薬箱」などで調べることができます。

例えば私が服用している狭心症治療薬のアーチスト錠の場合を例にとると、

(現行)アーチスト錠10mg @62.4円

(変更後)ジェネリック医薬品に変更すると、@26.8円

年間で4,000円弱(3割負担の場合)の節約となることがわかります。

また、「かんたん差額計算」のサイトでは、後発品に切り替えた場合の、金額をすぐに調べることができます。

留意点としては、多くの場合、先発品と後発品で効能効果に違いはないと言われていますが、効能効果、用法用量等に違いのある後発医薬品は実はあるようです。私はそのリストをみて、アーチスト錠10mgが「先発品のみ特定の効能、用法を有する医薬品リスト」に含まれていることを知ったので、このお薬だけは、まだジェネリックには切り替えていません。

一方で、最近では「オーソライズド・ジェネリック(AG)」と呼ばれる、原薬、添加物、製法等も新薬と同一というジェネリック医薬品もあります。また、ジェネリック医薬品でもメーカー間で値段の差があることもあるようなので、一度、服用しているすべてのお薬について、ご自身で調べてみるといいかもしれませんね。

ジェネリック医薬品に切り替える方法

たいがいの場合、薬局で「ジェネリックでお願いします」と言えば対応してもらえますが、後発品がない医薬品もあるので、まずはかかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。

ジェネリック医薬品の品質や有効性・安全性に関する問い合わせ先

ジェネリック医薬品の品質や有効性・安全性に関して心配な方は、下記のような窓口があります。

  • 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
  • 日本薬剤師会
  • くすり相談窓口など

全国のくすり相談窓口一覧はこちら(PMDAのサイトへ)

まとめ

慢性疾患になると薬代も継続的にかかってくるので、少しでも工夫して節約したいものですね。

◆関連サイト
「ジェネリック医薬品」とは(政府広報オンライン)