【緑内障】前視野緑内障の経過・治療の記録(随時更新)

高安動脈炎歴11年目のかふぇもか(40代)です。

2021年10月中旬(高安歴8年目当時)、近所の眼科で「前視野緑内障」と診断されました。

診断されたときの心境

眼科医から「緑内障ですね」と言われたときは、思わず「はぁ~」と大きなため息をついてしまいました。

また、病気が一つ増えてしまったかと。すでにリウマチ膠原病内科、循環器内科、脳血管内科、耳鼻咽喉科、消化器内科、婦人科、眼科など定期的に通院しているのに、さらに通院回数が増えるのか。。

テレビを見ていると視野の欠損がないかどうか気になって、「緑内障」のことで頭の中はいっぱいになりました。眼痛や頭痛がするたびに不安がよぎり、診断直後は家の中の掃除ばかりしていました(苦笑)。暇ができると、ネットで緑内障のことについて調べ、体験談を読み漁ったり。

気持ちの切り替え

  • 幸い、早期発見であること
  • 適切な治療を受ければ失明には至らない

と信じて、前向きに治療に取り組みます。

このページでは「緑内障」の治療経過に関する備忘録を随時更新します。

これまでの経過

中学生の頃、近視で眼鏡着用

高校生の頃、ソフトコンタクトレンズ着用

20代前半、緑内障を疑われる

実家の近所の眼科で視神経乳頭が陥没していることを指摘され、「緑内障だから、すぐに点眼治療を始めましょう」と言われる。

このときはパニくって、失明してしまうのではないかという恐怖心から、診断直後は毎晩泣いていました。実母に相談したところ、「お母さん(当時50代)も、同じように乳頭が陥没しているけど、これまでなんともないわよ」「一度、点眼治療を始めてしまうと、一生点眼しなくてはならないから、ほかの眼科に行って診てもらったほうがいいわよ」と言われ、都内の緑内障専門医を訪ねることに。精密検査をした結果、「緑内障ではないですね」と否定され、このときは点眼治療は免れました。ちなみに、70代の母は、いまだに緑内障は発症していません。

それ以来、眼底検査やOCT検査、視野検査などを半年に一回受けること約10年。緑内障や白内障など異常を指摘されることもなく、過ごしてきました。

30代半ば、高安動脈炎と診断される

その後、2013~2014年にかけて高安動脈炎&狭心症と診断され、ステロイド加療が始まる(その後、免疫抑制剤も加わる)。ステロイド性の白内障や緑内障になるリスクがあるということで、定期的に眼科には通院していました。眼圧は常に正常眼圧(15前後)。

そして、2019年頃から、OCT検査で視神経の(赤色)サインが出始め、経過観察を続けてきたわけですが。

ついに。。。

40代前半、前視野緑内障と診断される

2021年10月中旬 左目が前視野緑内障と診断されました。5年前の検査データと比べて、OCTの検査画像上、明らかに視神経の炎症部位(赤い部分)が広がっていました。

視力(裸眼) 右目0.04 左目 0.05

矯正視力 両目1.2

前視野緑内障とは

下記緑内障の本によると、「かぎりなく緑内障の眼底所見があるけれども、視野異常を伴わない状態」を「前視野緑内障」と言うそうです。

ちなみに、同書によると、「視野検査をしても、視神経繊維の4割を失って、初めて異常が検知される」そうですよ。ずっと出て欲しくな~い(懇願)。

緑内障診療ガイドライン(第4版)によると、前視野緑内障(preperimetric glaucoma) は「原則的には無治療で慎重に経過観察する。しかしなが ら,高眼圧や,強度近視,緑内障家族歴など緑内障発症の危険因子を有している場合や,特殊あるいはより精密な視野検査や眼底三次元画像解析装置により異常が検出される場合には,必要最小限の治療を開始することを考慮する。」と記されています。

最近の通院履歴

2021年10月8日 「緑内障ですね」と言われる(当時43歳)

  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • OCT検査

2021年10月15日 「前視野緑内障」と診断される

  • 動的視野検査(ゴールドマン視野検査)
  • OCT検査(左のみ)

視野検査上、視野の欠損はなく、眼圧も正常だからか、「まだ点眼治療は始めなくていいでしょ」と言われ、とりあえず、無治療で慎重に経過観察となりました。次回検査4ヶ月後。

2022年1月

  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • OCT検査

ぼちぼち花粉症のシーズンなので、花粉症用の点眼薬を処方してもらう。緑内障の点眼治療はいつスタートするんだろうね。。次回、2ヶ月後に視野検査。

2022年3月

視野検査とOCT検査の結果、一年前と比べてほぼ変化なし。悪くなる人は5年以内にだいたい悪くなる。点眼治療はどうしますか?と聞かれ、できるだけ先延ばしで。。と伝え、次回3〜4ヶ月後検査。

2022年7月

OCT検査の結果、変化なし。

2022年10月

視野検査の結果、変化なし。

2023年2月

OCT検査の結果、変化なし。

2023年6月

OCT検査の結果、変化なし。

2023年9月19日

久しぶりにフルコースで検査して、疲れました。

  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • OCT検査
  • 動的視野検査(ゴールドマン視野検査)

2年経過。視野異常なし。点眼治療は引き続きナシ(先延ばし)。引き続き、1年に一度は視野検査をしましょう、ということで次回定期検診は3〜4ヶ月後。

2024年1月

視力検査と眼圧検査(眼圧18。普段17)のみ。次回定期検診は3〜4ヶ月後。

*今後も、随時追記します。

スーパーライザーの頻度を少し増やそうかと

左右頸動脈が閉塞しているので、以前から脳血流が少しでも増えたらいいかなぁ~、ぐっすり眠れるし、と整骨院でスーパーライザー(自費治療、オプション500円)を首に照射してもらっていますが、緑内障になったので、意識的に頻度を増やそうかなぁ~。とはいっても、せいぜい月3回程度だけど。と思っていたら、整骨院が閉院してしまったので、終了。

整骨院でスーパーライザーを首に照射してもらった感想・治療費など。

あとは、日常生活の見直しですね。

  • 早めに就寝
  • 眼の体操をする

ちなみに、視力回復トレーニングは、近視に対して行われるもので、緑内障の場合は訓練でどうにかなるものではないので、効果は期待できないようですよ。

緑内障の本

さっそく緑内障の本を購入しました。

まずは正しい知識を得ることから、ですかね。

著者のお一人、相原先生は四谷しらと眼科を経て2015年より東京大学眼科学教室の教授、2020年より日本緑内障学会理事長を務める緑内障研究の専門家。QA方式でまとめられているので、サクサク読めます。

緑内障はメジャーな疾患なので、インターネット上で調べてみると情報はわんさか出てきますが、やはり一度はこういった本で正しい知識を取り入れたほうが安心できますね。

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緑内障セルフチェック

  • クロックチャート
  • 簡易版ノイズフィールドチェック
  • 簡易版FDTチェック

⇒こちらの緑内障情報サイトのセルフチェックのページでチェックできます。

(セルフチェック履歴2021/10/22)

  • あれ、ひまわりのチャートでは、左右どちらもチョウチョが見えない場所がある。。
  • FDPチェックでは右目が1回目、音は聞こえるのに、ノイズ画像が見えない箇所が1カ所あった(2回目は見えた)
  • ノイズフィールドチェックは特に問題なかったかなぁ。