【障害者雇用】人事担当者必見!東京都が「難病・がん患者就業支援奨励金」を創設

東京都の企業の人事や採用担当者の皆さん、ご存知ですか?

東京都では難病やがん患者の治療と仕事の両立に向けて積極的に取り組む企業を支援するため、新たな都独自の奨励金制度「難病・がん患者就業支援奨励金」が今夏(2017年6月以降)創設されることになりましたよ。

「難病・がん患者就業支援奨励金」とは?

難病やがんを患っても安心して活躍できる社会の実現をめざし、難病やがん患者の治療と仕事の両立に向けて積極的に取り組む企業に対し、奨励金が支給されます(東京都独自の奨励・助成金)。

奨励金には、「採用奨励金」と「雇用継続助成金」の2つがあります。

1.「採用奨励金」のおもな支給要件

  • 都内のハローワークから紹介を受けた難病・がん患者を週所定労働時間10時間以上の労働者として新たに雇入れること
  • 雇入れ時に、労働者と話し合いを行い、治療と仕事の両立に向けて、就業時に必要な配慮事項を定めた支援計画を策定のうえ、その計画に基づき合理的な範囲内で必要な配慮を行い、6か月以上雇用を継続すること
  • 雇入れた労働者が東京都内の事業所に勤務していること

など

◆支給額

週所定労働時間に応じて、1人当たり40万~60万円を事業主に支給。

2.雇用継続助成金のおもな支給要件

  • 中小企業事業主が対象
  • 難病・がんの発症などにより1カ月以上休職した労働者が復職した際に労働者と話し合った上で就業時に必要な配慮事項を定めた支援計画を策定し、6カ月以上雇用を継続すること
  • 復職した労働者が都内の事務所に勤務していること

など

◆支給額

1人当たり30万円支給。

さらに、復職時に治療と仕事の両立に配慮した勤務・休暇制度を新たに設けた場合、1制度当たり10万円(最大30万円)加算されます。

その他、詳細は、都産業労働局雇用就業部「TOKYOはたらくネット」のサイトをご参照あれ。
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/koyo/shogai/nan_gan/index.html