【電撃結婚】広井王子氏から教わった「新しい作品を生み出すための10の極意」『サクラ大戦』『天外魔境』

みなさん、広井王子氏というマルチクリエーターをご存知ですか?

実は、私かふぇもかは、アニメやゲームにはそれほど興味はないのですが、かれこれ10年以上前に同氏のもとで働いていた時代があります。

『サクラ大戦』や『天外魔境』、『魔神英雄伝ワタル』をやっていた世代の方なら、その名を聞いたことがあるかもしれませんね。

●プロフィール
広井 王子(ひろい おうじ、本名:廣井 照久(ひろい てるひさ)、1954年2月8日生まれ。漫画、アニメ、テレビゲームなどの原作を手掛けるマルチクリエイター、舞台演出家、レッド・エンタテインメント顧問、金沢工業大学客員教授、ネクスト・メディア・アニメーションCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)。著名な作品に『サクラ大戦シリーズ』・『魔神英雄伝ワタルシリーズ』。

●広井王子が制作に関わった主なタイトル

・天外魔境シリーズ       企画・原案
・空想科学世界ガリバーボーイ  原作
・サクラ大戦シリーズ      総合プロデューサー
・火星物語           プロデューサー
・火魅子伝~恋解~      プロデューサー
・北へ。           企画・原作・総合プロデュース
・機動新撰組 萌えよ剣     原作・総監督
・十三支演義 ~偃月三国伝~  ストーリー原案

最近では、フォワードワークスのオリジナルタイトル『ソラとウミのアイダ』の原作・総監督や、テレビ東京系の連続ドラマ『コードネームミラージュ』(2017年4月7日スタート、毎週金曜 深1:23、桐山漣、要潤、佐野ひなこ、武田真治、萩原聖人らが出演)の原案なども書き下ろされています。

ちなみに、2010年には、当時AKB48・チームKキャプテンだった秋元才加さんとの“お泊りデート”が週刊文春で報じられていました。でも、あれは、知っている人からしたら完全にありえないガセネタですね。ご本人も、ブログで「そんな関係じゃない。いくら何でも56歳のジジイとデートじゃ彼女がかわいそうだ」と否定されています。

また、広井王子氏と『サクラ大戦』の主要ヒロイン・真宮寺さくらなどを演じた声優の横山智佐さんとは長い間結婚の噂もありましたが、横山さんはロックバンド『トライポリズム』でベース担当だったチャカ氏と2009年年11月に結婚し、不妊治療の末、第1子妊娠・元気な女の子も出産されていますので、こちらもただの噂です。

【2017年7月追記】
本日(2017年7月25日)、2016年5月に37歳の女性歯科医と電撃結婚(再婚)されたとの報道がありました。広井さん、おめでとうございます!





広井王子氏が第一線で活躍している秘訣

さて、1996年に『サクラ大戦』が発売されてから、すでに20年以上経っていますが、いまだに広井王子氏が第一線で活躍されている秘訣とはなんでしょう?

先頭をきって攻めていく姿勢

広井王子氏は、歴史上の人物に例えるなら「織田信長」タイプと言えます。戦場ではまちがいなく先頭をきって攻めていくタイプのお方です。王様の言うことは絶対!部下にあたる20代の若手のクリエーター(プロデューサーやディレクター、イラストレーターなど)は、私からみたらまるで丁稚(でっち)のように扱われていました(笑)。

でも、その代わり、広井王子氏は何があっても彼ら社員を守り抜く!という強い思いで、誰よりも愛情をもって周囲に接し、そのカリスマ性からも若い人たちには慕われていました(一部逃げ回る人もいたけれど笑)。人の心を虜にする魅力を持っています。

自己投資を続けている

広井王子氏から頼まれた書籍やDVDなどの映像資料の購入手配をしていましたが、量がハンパなかった!ジャンルもさまざま。ベースとしての知識がなきゃ、新しい作品作りなんてできないのでしょうね。

好奇心が旺盛

新商品が発売されたら、すぐ購入し、ケータイや家電などもよく買い換えていらっしゃいました。

版権を握っている

広井さんがすごかったのは、いまの時代でこそ当たり前の話ですが、原作・キャラクターの版権を主張してもっていたこと。サクラ大戦がいい例ですね。

多くの失敗をしている

経営的には多くの失敗をされていますが、人望の厚さとあふれんばかりの情熱で、周囲との一体感を作り出し、次から次へと新しい作品を生み出されていくのです。

挨拶礼儀に厳しい

若いスタッフへの「挨拶」の指導は徹底されていました。お客様には「いらっしゃいませ!」と大きな声で挨拶するのが社内でのルールでした。映画界の巨匠・山田洋二監督をはじめ、舞台関係者や声優さんなどもお見えになるようなオフィスだったので、特にVIPが来社されるときは緊張感を持って対応しました。

情熱をもって挑戦し続ける

広井王子氏はいつも情熱的に周囲に作品に対する熱い思いを語っていました。いつもコーラもしくはドトールのコーヒーを飲みながら。

最後に、広井王子語録をほんの一部ご紹介します。





新しい作品を生み出すための10の極意(広井王子語録)

  • コスト、コストばかり気にしてちゃ、新しい作品なんて生まれない。
  • 情熱がすべて。あとからお金はついてくるよ。
  • 人気とは人の気をひくということ。業界内での生き抜き方。
  • パティキュラリストとグローバリストの2種類の人間がいる。
  • 組織にはバカなやつも必要だ。そこからが生まれることもある。
  • カンパニーの語源は、コ・パーン。パンを分け与えるという意味。
  • プレゼンの極意。わざと落とし穴をつくって、相手に決めさせる。
  • 知識をいれたら、いったんすべて捨てる。真似をしても、新しいものは生み出せない
  • エンターテインメントの語源の意味は、人を魅了するということ。いわば、麻薬みたいなものだ
  • 若い人は、「若い」というだけでうらやましい。年をとると新しいことがどんどん減っていく。

これからゲーム、アニメ、音楽、映画、舞台などのエンターテイメント業界への就職を目指している学生さんや、キャラクターなどの著作権ビジネスなどに興味がある皆さん、どうぞご参考にしてみてはいかが?

でも、広井王子氏のような生き方は、広井王子にしかきっとできないでしょう。なんてったって、オンリーワンの存在ですから。

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