妊娠・出産ができないなら「養子」という選択もあり?

膠原病のひとつ、高安動脈炎(大動脈炎症候群)でステロイド薬や狭心症治療薬を服用している間は、妊娠・出産は控えなくてはならない(←あくまで私の話)。

心臓内科医からは、「薬は基本的に一生飲み続けなくてはならないですし、心臓に負担がかかるから、二人目の妊娠・出産はおすすめできません」と言われている。

なので、本当に二人目が欲しければ「養子」(特別養子縁組)という選択があるのではないか?と思い、過去に調べてみたことがある。

読んだ本は、政治家・野田聖子さんの本。


この国で産むということ

数年前、テレビのドキュメンタリー番組で野田さんの不妊治療・出産のことを知った。野田さんは40歳から16回にわたる体外受精を経験して、アメリカで卵子提供を受けて2011年に長男を出産している。

そのとき、なんで、この人はこんな大変な思いまでして子どもを産みたいのだろうか?という素朴な疑問があったので、そのワケも知りたくて、この本を手にした。

「養子」という言葉自体は当然知っていたけれども、この本を読んでその実態や条件を初めて知って驚いた。

養子斡旋の条件

日本の場合、一般的には児童相談所、民間の養子斡旋団体、産婦人科病院、個人的なつてなどを頼ってさがすことになるが、その斡旋の条件というのが、

  • 養子になる子どもは6歳未満
  • 夫婦とも40歳以下
  • 夫婦どちらかが育児に専念する
  • 年収300万以上
  • 結婚して3年以上
    などが一般的な条件らしい。

(夫の年齢的にすでに我が家は養子斡旋の対象外じゃん!!)

また、がん治療を受けている人など、

「いまは事情があって産めないけれども、いつかは産みたいと思っているという人は、若いうちに卵子を採卵・凍結保存しておく「卵子セルフバンク」をしておくことも一つの手。」

と共著の根津先生は言っている。35歳以下まで対応しているとか。

(あぁ、こちらは私が年齢オーバーですでに対象外だわ!!)

不妊治療しかり、子どもがほしい場合は、35歳以下(妊娠の最良な適齢期が25~35歳)での訪院や決断がカギになるってこと、私自身アラフォーが近づいて、切実に感じます。

こういうことも含めた性教育、義務教育期間中にぜひ受けたかったものです(*_*)