プレママに捧げたい!おすすめ本『センス・オブ・ワンダー』

私は国の指定難病の一つ、高安動脈炎(大動脈炎症候群)の合併症で狭心症を患っています。

そのため、心臓内科医からは「自転車に乗るのはやめましょう」とドクターストップがかかっています。

自家用車は所有しておらず、自転車が使えない生活は、はたから見たら、なんとも不便にみえたかもしれません。

子どもの幼稚園への送り迎えは、うちから幼稚園まで子どもの足で、約10~15分くらいかかっていましたが、毎日徒歩で登園していました。

一方、同じマンションに住んでいる同じ幼稚園に通っていたお友だちは、自転車で通園していました。

自転車でビュ~ン!と通園路を通り過ぎるお友だちの姿を見かけると、当時4歳の息子は「ボクも自転車で行きたいなぁ~」「自転車でお迎えに来てね!」と、ときどきグズっていました。

そんなとき私は、「自転車もいいけど、歩いて幼稚園に行ったら、楽しいことがいっぱいあるよ!」と息子を諭したものです。

桜並木を歩きながら、「虫さん探しもできるし、影踏み遊びもできる。枯れ葉を踏んでパリパリ音楽会もできるよ!こんな素敵なこと、ないでしょ!?」と。

すると、息子はすぐに機嫌をよくし、鼻歌をうたいながら歩き出します。

確かに自転車が使えない生活は不便だけれど、子どもと手をつなぎながら歩ける時間は、なんともかけがえのないひとときです。

いつも自転車で送り迎えをしているママさん・パパさん、いつもよりちょっと早起きして、たまには子どもと手をつないで、歩いて登園してみてはいかがですか? いつもとちがう景色に、子どものキラキラした表情と笑顔を見られるはずですよ!

【おすすめの一冊】


私のお気に入りの本に『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・L. カーソン著)という本があります。子どものセンス(神秘さや不思議さに目を見張る感性)を磨くうえで、自然ほど大きな教材はありません。自然に敬意を払い、自然を愛で、自然とともに生きてゆく著者の着眼に、「私も自分の子どもにぜひ伝えてあげよう!」と強く共感した一冊です。これから、ママになる人、子育てに奮闘している人、子どもたちとかかわる仕事をしている人などへのプレゼントとしてもオススメです☆