約20年前の話になるが、大学時代にこの本の著者、アルフォンス・デーケン氏の「死の哲学」という講義を受けたことがあります。
最愛の人が亡くなったときなどの悲嘆のプロセスや、死を意識することで人生をより豊かに生きられるというような内容だったと記憶しています。
数年前、私の人生のなかで最も大切な人といえる先輩(元恋人)が30代の若さで病気で亡くなりました。同時期、私自身も難病と診断され、突然死がありえると医師から告げられたときには、人生のどん底を味わいました。
でも、こうしていま絶望や悲しみをなんとか乗り越えられたのは、この死への準備教育を多少なりとも受けていたおかげだと思っています。
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この本『よく生き よく笑い よき死と出会う』は、大切な人を亡くしたとき、自分自身が死に向かうとき、どうすればよいかのヒントを示してくれています。
10代、20代の頃は、なんとなくしかわからなかったけれど、30代半ばになって改めて読んでみると、いまさらながらに、名著だな、と思える一冊です。
中高年の方々だけでなく、若い人もぜひご一読あれ。
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