新型コロナウイルスによる影響ほか、難病患者の私が今思うこと。

コロナの影響

検査や診察が延期される

2020年5月12日

かかりつけの循環器内科の先生から電話があり、コロナの影響で診察が延期となりました。

先月も、別の科(脳血管内科)の先生から電話があり、高安動脈炎の経過観察目的で、頭部MRI検査、頸動脈エコー検査&診察を受ける予定でしたが、すべて夏(3ヵ月後)に延期されることに・・・。

私のかかりつけ病院は、ERを併設する都立の高度医療センターで、武漢から帰国した新型コロナウイルス感染症の患者さんをはじめ、5月13日時点で累計185人の患者さんを受け入れています。5月下旬には、敷地内にPCRセンターも設置されました。

先月、同病院の看護師さんが感染し、2週間新規患者受け入れが中止されていましたが、院内では適切な感染症対策が施され、これまで院内感染は発生していません(本当に良かった!)。最前線で多くの命を懸命に救ってくださっている医療従事者の方々などには感謝してもしきれません。

緊急事態宣言39県で解除へ(5月14日)

5月14日、39県で緊急事態宣言が解除されることが決定しました。

東京では5月13日の新規感染者数が10人と自粛ムードに緩みが出てきそうな数字が出てきていますが、医療現場はまだまだひっ迫している状況です。

私の周囲では、とりわけコロナ以外の慢性疾患などを抱える人たちは、手術が延期になったり、検査が受けられなかったり・・・、さぞかし不安な日々が続いていることでしょう。私自身も、免疫抑制中なので、新型コロナウイルスにかかってしまったら入院コースです。

不安は尽きませんが、今自分ができることをやるしかありません!

とにかくコロナにかからないように(いつかはかかるにせよ、願わくば特効薬やワクチンができたあとがいい……)、緊急自体宣言が解除され、社会活動が徐々に再始動したとしても、私自身はこれまでと変わらず、自宅療養&巣ごもり生活を送ります。

とはいっても、最近は世の中が変わってくれたおかげで、アーティストたちのライブ映像や映画、オペラ、歌舞伎、落語などを自宅で鑑賞したり、オンライン飲み会、オンライン診療などなど、むしろこれまでよりも楽しい&便利な生活を送らせてもらっています。

自粛生活にお疲れの方々、休業を余儀なくされアフターコロナ時代をどう生き抜くか頭を抱える方、旅行に行きたくてウズウズされている方、それぞれのお立場でいろいろな考え方、さまざまな大変さがあると思いますが、この困難な時期をともに乗り越えましょう!

新型コロナは、年齢問わず誰がかかってもおかしくない新しい感染症です。外出される際には「自分も感染しているかも」という意識や想像力を持って、引き続き慎重な行動をしていただければ、ありがたい限りです。

今後もこまめな手洗いや外出時のマスク、2mのフィジカルディスタンスなど一人ひとりができる限りの対策をとりましょう。

どうぞ皆さま、健康で、安全で、幸せ(Stay Healthy and Stay Safe, Stay Happy)でいてください。

2020年5月14日