病気で人生に絶望した私が自己肯定感を取り戻した3つの方法

2013年11月、指定難病の一つ高安動脈炎(大動脈炎症候群)と診断され1ヶ月の入院をした際、医師から本来の生活に戻れるようになるまでには、人それぞれだけれど、実感として「最低でも3ヶ月ぐらいかかるでしょう」という話がありました。

私の場合、退院して半年経った頃、合併症である狭心症に関しての精密検査を終えて治療方針が決まった(予定されていた入院・バイパス手術が取り止めになった)こともあり、ようやくその頃ホッとひと息つけました。そして、ブログを書いたり、闘病記(Kindle書籍)を出版したり、自宅でできる仕事を再開させたり。体調変動による不調の波にしばしば悩まされながらも、実感として、本来の生活に戻れたような気がします。

今回は、病気で人生に絶望した私が自己肯定感を取り戻した3つの方法をご紹介します。

1.悲嘆のプロセスを思い出す

入院闘病中、ふと大学時代に受けたA.デーケン教授の「悲嘆のプロセス」の講義のことを思い出しました。

自分がいま悲嘆のどの段階にいるのか、客観的に認知することで、立ち直りのゴール=再スタート地点に立てることがイメージしやすくなって、病気などの受容もスムーズにいくのではないかと思ったのです。

実際に私も自分自身の病気を受容するまでにこのプロセスを経ました。参考までにご紹介します。

「悲嘆のプロセス」(by デーケン)

1.精神的打撃と麻痺状態
⇒なにが起きたのか、わからない

2.否認
⇒私は何も悪いことはしていない。

3.パニック
⇒まさにパニック状態。

4.怒りと不当感
⇒なぜ、私がこんな目に遭わなきゃいけないの?
感情が高ぶり、号泣。

5.敵意とうらみ
⇒なんなんだよ、バカ、ボケ。周囲の態度にもムカつく。

6.罪意識
⇒原因を作ってしまった自分に対して罪の意識。 周囲の人たちにも迷惑をかけてしまって本当に申し訳ない。

7.空想形成・幻想
⇒あぁなったらどうしよう。そして周囲には威嚇。

8.孤独感と抑うつ
⇒ひとりぼっち。誰もわかってくれない孤独感。

9.精神的混乱とアパシー(無関心)
⇒自暴自棄。すべてのことに対して無関心。

10.あきらめ―受容
⇒もう起きてしまったことはしょうがない。 受入れる。

11.新しい希望―ユーモアと笑いの再発見
⇒これも、笑ってネタにしよう。

12.立ち直りの段階―新しいアイデンティティの誕生
⇒いつかは立ち直り、誇りを取り戻せる。

時間はかかりますが、皆いつかは最後の立ち直りの段階まで到達します。もがき苦しんで辛い時期にいる方は、いまはこういう時期だからこんな自分でも仕方がないと思って、あまり自分を責めすぎないでくださいね。一つ一つ段階を踏んで前に進んでいる自分をほめてあげましょう。

2.専門家の話を聞く

以前参加した医療講演会で、ある医師が言っていました。

リハビリ(リハビリテーション)とは、適した状態に戻すことだけでなく、「誇り」を取り戻す作業である。

まさにその通りだと思います。

3.パワーをくれそうな本を読む


幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII(岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著))

ベストセラー『嫌われる勇気』の著者の古賀氏も、人生を再選択せよ!!と言っています。

誰しも幸せになれるのです。

この病気の場合、治癒は望めませんが、人生の“再構成”を選ぶ道が与えられました。ありのままを受け入れ、自分らしさや誇りを持ちながら歩みは遅くても進んでいけば、きっと道は切り開かれるはずです!!

そして、いつか立ち直ったら、あなたの体験をほかの誰かにぜひ伝えてあげてくださいね!

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