膠原病内科の主治医いわく、自己免疫疾患は薬(ステロイド)の副作用で躁うつ病にもなりやすいとのことです。確かに、入院当時、1日60mgのステロイドの投薬を受けていた私は、ものすごい集中力で、病室で企画書をつくるなど軽い躁状態でした。エヴァンゲリオンのごとく、”覚醒”して暴走モードに突入していました。
これは早めに相談できる人を見つけておくのがよさそうだ、と思い、退院してから1年くらい経ったある日、心理カウンセリングを受けに行ってきました。
1回目のカウンセリング
場所はマンションの一室。カウンセラーは臨床心理士のO先生(女性)。2回目までは、相談を聞くための「準備」の時間に当てる、ということで、初回の今日は私のプロフィールをあれこれ聞かれた。
- 相談内容(簡単に)
- 出身地
- 引越歴
- 学歴
- 職歴
- 退職理由/転職理由
- 家族構成(両親、兄弟、祖父母のこと)
- 病歴
- 配偶者について
など話している間に約束の50分はあっという間に終了。
行く前は、何を相談しよう、どういう風に伝えよう、とか、とにかく話してスッキリしよう(おもに病気のこと)、ということばかり考えていたので、ふいをつかれたかんじ。ヒアリングされることで、封印していた過去のできごとやそのときの感情まで思い出し、スッキリするどころか、今日は疲れてしまった…。でも、こういうヒアリングをされると自分の人生の棚卸し作業にもなって、貴重な時間よね。
次回(来月)は、おもに幼少時代のことをヒアリングされるようです。
ツレがうつになりまして。 スタンダードエディション [ 宮崎あおい ] |
2回目のカウンセリング(1ヶ月後)
1ヶ月後に、2回目のカウンセリングに行ってきました。
前回に引き続き、今回もカウンセリングの準備段階ということで、臨床心理士さんから質問を受けて、それに答えていくスタイル(1回50分)がとられました。
質問された内容
●保育園時代はどんな子でした?
小学生時代は?
中学生時代は?
高校時代は?
大学時代は?
●幼少時代について
お父さんはどんな存在?
お母さんは?
兄弟は?
おじいちゃんは?
おばあちゃんは?
●現在(大人になってから)について
お父さんはどんな存在?
お母さんは?
兄弟は?
おじいちゃんは?
おばあちゃんは?
ダンナさんは?
息子さんは?
などの質問のほか、次回からのカウンセリングでどんな相談をしたいか、高安病とはどんな病気かを簡単に説明。
次回から、私が話したいことを好きなように話してよいそうです。
カウンセリング(準備編)では、いい思い出やイヤな記憶、ツライ記憶も掘り起こされるので、前回もそうだったけれど、終了直後は動悸がしたり、ちょっと疲労感を覚えました。
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3回目のカウンセリング
今回から、私が話したいことを何でも話してください、日常のささいな出来事など何でも構いません、とのこと。
そこで、私にとっての2大ストレス、「育児」と「家事」の大変さについて、ひたすら話してみた。ほぼグチみたいなもんだ。
普段、家族や友人などにもなかなか言いづらいことを言えるという場は、なんとも貴重だった。
心の中に一生しまっておこうと考えていたことについても、カウンセラー(臨床心理士)相手にはサラリとカミングアウトできたので、スッキリした。
途中、子育ての大変さを語るなかで、思わず泣いてしまったが、「泣く」というのは、一番のストレス発散法だ。泣けて良かった。
カウンセラーは何かアドバイスをくれるというわけではない。ただ話を聞いてくれるだけ。でも、まとまりのない私の話を最後にはまとめてくれた。
「気づき」につながるような何かを得られただろうか?
う~ん、まだよくわからない。今後じわじわと効いてくるのか!?
そういえば、カウンセラーから言われた私の性格として
- 「自分のやりたいことを優先させたい人」
- 「興味があることには熱中して、ものすごい集中力を発揮するけれども、興味がないことにはまったく興味を示さない。ある意味、わがまま」
- 「開拓者や研究者などに多いタイプ」
- 「生まれつきの性格だから、変えられないですね」
など言われた。
変えられないなら、変わらなくていいんだ、と開き直り、少し気がラクになってカウンセリングルームをあとにした。
気になる心理カウンセリングの料金は?
私が受けた心理カウンセリングは1回あたり通常5000円(50分)するものですが、夫の会社の福利厚生制度を使って年6回まで無料で受けられるので、今回利用してみました。また気が向いたら、利用します。
「病は気から!」
というわけで、慢性疾患のある人はストレスをためないように、こういった民間のカウンセリングを受けるのも一つの手かと思います。
おかげさまで、いまは精神的には落ち着いているほうかと思いますが、やっぱり時々、寝られなかったり、睡眠導入剤に必要に応じて頼ったりしています。慢性疾患をかかえ、ステロイドを飲んでいると、躁うつ病にもなりやすいそうですから、はやめのケアを心がけたいものです。
オススメ本
大野 裕 (著)『最新版 「うつ」を治す PHP新書』
自己免疫疾患は薬の副作用で躁鬱病にもなりやすいので、参考書的に読むならコレ。
小さいことにくよくよするな!
これを読めば、心穏やかに1日が始まります。