こんにちは。アラフォー難病女子・元人事(採用担当)のかふぇもか(@ta_mocha)です。
さて、世の中にはさまざまな仕事がありますが、難病のある人に適した仕事はいったい何でしょうか?
このブログの過去記事でも「難病のある人に適した仕事、適さない仕事とは?」ということも考えたことがありますが、実際に働いてみなきゃ、そんなのわからんよねー。
ということで、保育士さんの就職体験談に続き、今回は新卒(一般雇用枠)で地方銀行に入行されたNさんに就職体験談を伺ってみました。
これから、就職しようと思っている難病のある就活学生の皆さんの参考になれば幸いです。
目次
あなたの就活体験談を聞かせて!
Nさん(24歳男性、金融業、2016年卒)の就活プロフィール
- 就活開始(情報収集など):2015年3月
- 説明会、セミナー参加時期:2015年3月合同説明会、個別の企業説明会
- 就活終了時期:2015年8月
- エントリー数:約80社
- 面接社数:約20社
- 内定社数:2社
- 内定先:第一地方銀行
病歴:2014年8月に高安動脈炎が発覚。微熱と背部痛。ステロイド40mgスタート。同年11月17mgで再燃。同年12月ステロイド30mgとアクテムラを開始。現在ステロイド4mg、アクテムラでコントロール中。
趣味:服、ギター
ハウスメーカーを志望した理由は、小さい頃からきれいな家に住むのが夢だったので、その「家」に関われたら楽しいかなと思って。
銀行業界を志望したのは、どんな職種にもお金というものが不可欠で、社会の仕組みを理解するには1番勉強になると考え、転職する時にも数字に強ければどこでも必要とされる人材になれると考えました。また、社会に出たことがない自分が良い会社かどうかの判断はできないと考え、とりあえず銀行で勉強をしようと思いました。
最終面接になるにつれて体のことを聞かれることが多く、本当のことを言うかどうか悩みました。そこで主治医に相談して、「ちゃんと伝えた方がいいし、私も就業に問題がないという書類を作るから」と主治医に助けてもらいました。
途中から内定をもらうことが目的になってしまったので、「やりがい」や「働きやすさ」「通院との両立」などを大切にしておけばよかったと思います。
対策としては、就業に問題がない書類を主治医に作ってもらい提出しました。
面接官の反応は、「業務に支障はないのか」「どんな病気か」「病院に行く頻度はどれくらいか」と聞かれました。ただ、一社はそれで落とされたりしたのですごくショックでした。
実際に働き始めてからのこと
地方銀行員Nさんの1日のスケジュール(平日)
7時:起床
8時:出社
8時半:始業
19時:終業
20時:帰宅
24時:就寝
当初、同僚、先輩方には伝えていませんでしたが、2年目の終わりに業務量が増えて休むのが難しくなってきた時に少しずつ言いました。通院は有給休暇を使って3ヶ月に1度行っています。
それと、やはり中小企業より大企業の方が福利厚生がしっかりして人手不足も当分は心配ないと思うので大きい会社に越したことはないとも思います。
それと、面接では体調面を聞かれる中でしっかり病気の事を伝えるべきだと僕は思います。
ただ、病気もあるのでやはり会社の傘の中で生きていく方がいいのかなど悩みは尽きません(苦笑)
就活のポイントまとめ
- 「やりがい」や「働きやすさ」「通院との両立」などを考える
- 内定をもらうことを目標にしない
- 面接で病気のことをしっかり伝えられるように準備をしておく
- 主治医から意見書をもらっておく、というのはいい対策ですね
難病のあるなしにかかわらず、就職活動は誰にとっても辛いものです。自分に合った1社と巡り会えるように、一歩ずつ進んでいきましょう。これから就職活動をはじめる学生の皆さんを応援しています。
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