20代で難病の診断を受けて転職・キャリアチェンジするメリット・デメリット

難病の診断を受けた人のなかには、それまで従事していた仕事、あるいは職場の環境が就労を継続するには困難になってしまった、という人も少なくないと思います。

私が以前、高安動脈炎の治療で入院していた頃も、同じ病室にいた女性(推定40代)は保育士の仕事をされていましたが、膠原病の診断を受けて、主治医から仕事を続けるのは難しいだろうと告げられ、「仕事は辞めるつもりです」とおっしゃっていました。

自分の好きな仕事や夢が断たれてしまうほど悲しいことはなく、さぞかし落胆は大きいものだと思います。

キャリアチェンジをするにしても、それを決断するまでには相当の時間がかかるにちがいありません。

難病の診断を受けて転職・キャリアチェンジを余儀なくされたらどうすればよいか?

視点を変えて考えてみる

考え方にもよるでしょうが、人間が持つ能力は決して一つではないと思います。まだ、自分が気づいていなかった能力があるのではないでしょうか。

たとえ、これまでの仕事が継続困難だとしても、あるいはずっと夢見ていた憧れの職種に就けなかったとしても、「自分が持つほかの能力を別のフィールドで活かせはしないだろうか?」「ちがうやり方で世の中に貢献できないだろうか?」といった具合に、ちょっと視点を変えてみてはいかがでしょうか?

現実的にできることを考える

持病のあるなしにかかわらず、結婚・出産、育児、介護などなどの理由で、キャリアチェンジを余儀なくされることはよくあります。

そのときそのときで自分が働ける条件のもと、「より活躍できるベストな仕事は何か?」と現実的に考えていったほうが、前に進めるはずです。

ピンチはチャンス

病気だから「あれもできない、これもできない」と考えがちかもしれませんが、自分の得意なことを伸ばしながら、未経験なことにも思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

皆さんのチャレンジを応援しています。

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