私はこれまでに女性向けメディアや企業広報誌の編集、一般企業での人事(採用担当)の経験などがあったことから、2010年にフリーライターとして独立後、ご縁あって発達障害関連の書籍の編集に携わることになりました。これまでの実績を一覧でご紹介します。
目次
まずはオススメの2冊
発達障害の人の内定ハンドブック―『発達障害の人の就活ノートII』完全版
(石井京子ほか著/弘文堂刊/2015年12月18日発売)
2010年に発刊されたシリーズ第1弾『発達障害の人の就活ノート』のパート2にあたる本書はその実践編、完全版という位置づけです。障害者雇用に特化した人材紹介コンサルタントである著者などが発達障がい(アスペルガー症候群、ADHD、学習障害、高機能自閉症など)を持つ方々にむけて執筆した就職ガイド本です。
第1弾『発達障害の人の就活ノート』(2010年)
障害者雇用枠での就活の流れと進め方を紹介する就活のガイドブックです。発達障がいを持つ方が就職活動を始めるときに事前に知っておいたほうがいいことや障がい者雇用の現状、具体的な事例など就職活動のためのさまざまなノウハウが紹介されています。2015年にこの本の続編である実践版『発達障害の人の内定ハンドブック』が発刊されています。
第2弾『発達障害の人のビジネススキル講座』(2011年)
発達障がいを持つ方々が職場で定着し、成長していくためのスキルが紹介されています。支援者の方々の支持を得て、特別支援学校の教材にも使われているそうです。
第3弾『発達障害の人が働くためのQ&A』(2013年)
「働くってどういうことですか?」など、発達障がいのある学生の素朴な質問や保護者・企業からの質問に著者が真っ向から答えています。第2章では困りごととしてよく聞かれる「上司の曖昧な指示」について解説されています。
第4弾『発達障害の人の採用・面接マニュアル』(2013年)
企業の人事担当者向けの発達障がいの特性を具体的にイメージできるような面接・採用マニュアルです。実際の面接問答例を通して、発達障がいのさまざまな特性や、どんな配慮が必要とされるかを実践的に学べる構成となっています。雇用管理から企業が受けられる支援まで、人事担当者に役立つ内容がまとめられています。当事者が読んでも、人事担当者がどのようなことを考え、どのように採用活動をしているかをこの本によって垣間見ることができるでしょう。
第5弾『発達障害の人が活躍するためのヒント』(2014年)
発達障がいのある人の就労における”定着”がテーマとなっています。
第6弾『産業医と発達障害の人のキャリア&ライフBOOK』(2015年)
就業中の発達障がいのある人が活用できるリソースを紹介するガイドブックです。本書に掲載されているサービスをうまく活用して、自分なりのセーフティネットを確立しましょう。
第7弾『発達障害の人の内定ハンドブック』(2015年)
(冒頭の解説参照)障害者雇用枠での就活の流れと進め方を紹介する就活ガイド『発達障害の人の就活ノート』(2010年刊のシリーズ第一弾)の実践編。
私は携わっていませんが、最新刊として『発達障害の人の転職ノート』(2016年)が発売されています。
発達障がいや難病のある人が活躍できる職場が、今後ますます増えていくことを期待します。