【体験談】Bスポット療法 上咽頭炎 の治療記録(自己免疫疾患、膠原病の持病あり)

こんにちは。アラフォー難病女子のかふぇもかです。

私は長年、

  • アレルギー性鼻炎
  • 花粉症
  • 咳ぜん息

加えて、35歳のときに膠原病の一つ高安動脈炎と診断されました。

ステロイド+免疫抑制剤の治療が始まってからは、

  • 慢性副鼻腔炎
  • 後鼻漏
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 首こり

などに日々悩まされています。

Bスポット療法をはじめるきっかけ

2019年2月、近所のかかりつけの耳鼻咽喉科で、

「上咽頭炎に対するBスポット療法をはじめました」

という貼り紙をみて、Bスポット療法に興味を持ちました。

鼻炎やめまい、耳鳴りなどの症状、子どもの鼻炎、アレルギー注射で、すでに耳鼻咽喉科には週に1~2回は通っているので特に通院の負担は変わらないし、ついでにBスポット療法もやってもらうか、という軽いかんじで始めてみることにしました。

慢性上咽頭炎の症状あれこれ

咽頭違和感、後鼻漏、咳喘息、痰、肩や首の凝り、頭痛、耳鳴、舌や歯の痛、歯の知覚過敏、顎関節痛など

自律神経系の乱れとして、全身倦怠感、めまい、睡眠障害、起立性調節障害、記憶力・集中力の低下、過敏性腸症候群(下痢・腹痛など)、機能性胃腸症(胃もたれ、胃痛など)、むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、線維筋痛症など

二次疾患として、IgA腎症、ネフローゼ症候群、関節炎、胸肋鎖骨過形成症、掌蹠嚢疱症、乾癬、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎

などが出現する場合もあるそうです。

あなどるなかれ、上咽頭炎ですね~。

そういえば、7年前、高安動脈炎と診断され緊急入院した際には、膠原病内科の主治医から「扁桃腺が大きいですね」と指摘され、「扁桃腺の異常によって、病気(膠原病)が引き起こされたのかもしれませんよ」と言われたことを、ふと思い出しました。上咽頭炎の治療を受けることで、高安の再燃予防や、感染症予防の一助になればいいなぁ、という淡い期待も抱いています。

Bスポット療法の流れ

治療に先立って、「ステロイドや免疫抑制剤、血液サラサラ薬など服用しているが、出血がとまりにくいなどの可能性はないか?」ということを耳鼻科医に事前に確認しましたが、特に問題はないとのことでした。

1.内視鏡で上咽頭の状態の確認が行われました。

スプレーで麻酔をしたあと内視鏡を入れて写真を撮影。その場のモニターに写真が映し出され、「赤いですね~」「ここに当てていきますよ~」と説明がありました。

2.塩化亜鉛をしみこませた綿棒を鼻の中から入れて、ちょんちょんちょんと、上咽頭にこすりつけられました。

所要時間は、数分。あっという間に終了です(あくまで私が通っている耳鼻咽喉科の場合です)。

Bスポット療法を受けた感想

いろいろなサイトでBスポット療法を受けた感想を読むと、初回は激痛!と感想を書いている人が多いので、痛いのはイヤだなぁ~、とビビりまくりでしたが、麻酔もしていたおかげか、処置の際の痛みはまったくありませんでした(風邪も引いておらず、のどの炎症が軽かったから?)。

初回(2019年2月27日)

  • 治療後、帰宅するとドロッとしたタンが出て、スッキリ。
  • 治療から6時間ほど経過すると、のどの奥がヒリヒリしたり、鼻水や咳払いが出やすかったです。
  • 喉の奥にベッタリと痰が張りついたような感覚がなくなり、鼻の奥の空気の通り道が開通したぁ!
  • その日の夜は、鼻呼吸がしやすく、ぐっすり眠れました♪

2回目(2019年3月1日)

  • 鼻水に鼻血が1滴ほど混じっていた
  • たんに、うっすら血が混じる
  • 鼻づまり、後鼻漏が解消して気分がよい

3回目(2019年3月2日)以降

  • 慣れたので、特筆すべきこともありません

4回目(2019年3月5日)、5回目(3月8日)、6回目(3月11日)、7回目(3月12日)、8回目(3月18日)9回目(3月20日)、10回目(3月25日)

5回目までは左の鼻の穴から挿入・処置されましたが、6回目以降は右の鼻の穴からお薬を塗られました。当たりどころが悪く?10回目は鼻血ブー(T_T)

集中的に通院したので、約1ヶ月ほどで計10回治療を受けました。

Bスポット療法の通院頻度

週に1~2回ペースで10回程度を1クールとして治療が行われます。

が、私の場合、その後も耳鼻咽喉科に行くたびに、Bスポット療法が継続されています。左右両方を同時にやってくれたりする他の耳鼻咽喉科と比べて、毎回片方1カ所ずつしかやってくれないので、なかなか終わらないのかな?

もし受けるのであれば、体調がいいときや、スケジュールに余裕があるときに受けるのがよさそうです。

Bスポット療法の料金

私の場合、身体障害者手帳を所持して、医療費助成を受けられているので、費用負担はありません。

上咽頭炎と診断されれば保険適用になるので、通常、3割負担の人で、1回あたり600円(初回だけ内視鏡検査があるので3000~4000円)くらいかかるようです。

Bスポット療法を10回受けてみて

私の場合、Bスポット療法を受けることで後鼻漏の改善が一番実感しているところです。後鼻漏のせいで、のどにたんがからんで声が出しにくいから、歌を歌うこともなくなっていたけれど、最近は声も出しやすくなって、家で大声で歌うことも増えてきました。いいストレス発散になっています。Bスポット療法を受けて良かったぁ!

2024年現在も、頻度は減らしていますが、定期的に耳鼻咽喉科に行ってBスポット療法受けています。

Bスポット療法の詳細は日本病巣疾患研究会のサイトをご参照あれ。
https://jfir.jp/chronic-epipharyngitis/