私は子どもの頃から大の納豆好きでしたが、高安動脈炎&狭心症と診断されてから脳梗塞の予防のためにワーファリン(血液サラサラ薬)を服用しています。
ワーファリンを服用するときは納豆はNG食材のひとつとされ、主治医・薬剤師から「納豆は厳禁!」と言い渡されています。
なんでも納豆に含まれる納豆菌が腸の中でビタミンKの生成を促進するようで、このビタミンKがワーファリンの効き目を弱くしてしまうのだとか(同様の理由で青汁やクロレラ食品もNG)。
一説には納豆を洗って、煮込んで食べればビタミンKとしての活性はほぼ消失する、というデータもあるようですが、それでは納豆を食べる意味がありません。あの、ネバネバがいいんじゃないか!
なので、ビタミンKを含まない納豆もしくは安全性の高い新薬でもでない限り、おそらく私は一生ワーファリンを服用しなければならないのであります。
夫や子どもには納豆を食べてほしいので、スーパーで納豆は買うものの、私はグッとガマンの日々です。だから、「最後の晩餐は何がいい?」と聞かれれば、迷うことなく「納豆ごはん!」と答えます。
しつこいけど、もう一度主治医に「納豆食べちゃダメですか?」と聞いてみた。
私が、あまりに納豆、納豆言うものだから、主治医も思わずこんなことを口走ってくれました。
「こんなこと言っちゃホントはよくないけれど、納豆を絶対食べちゃダメってことはないんですよ。でも、やはりコントロールが難しくなるから食べないでおいてくださいね」とな。
ふーん。そうか。納豆はもう一生食べられないものだと思ったけれど、もしかして口にできるのかもな。いまはまだ食べないつもりだけれど、いつの日か食べてやる!!
聞き分けのいい患者じゃなくて、ゴメンよ、先生(^。^;)