【死生学】「悲嘆のプロセス」(デーケン)を知っておくと、最愛の人の「死」からの立ち直りや、病気などの受容もスムーズにいく。

今日は、A.デーケン氏の「悲嘆のプロセス」についてご紹介します。

【名著】人生を充実させる、おすすめの一冊~『よく生き よく笑い よき死と出会う』(アルフォンス・デーケン著)

自分がいまどの段階にいるのか、客観的に認知することで、立ち直りのゴール=再スタート地点に立てることがイメージしやすくなって、愛する人の死や病気などの受容もスムーズにいくのではないかと思います。

私も自分自身の病気を受容するまでにこのプロセスを経ました。

ご参考まで。

「悲嘆のプロセス」(by デーケン)

1.精神的打撃と麻痺状態
⇒なにが起きたのか、わからない

2.否認
⇒私は何も悪いことはしていない。

3.パニック
⇒まさにパニック状態。

4.怒りと不当感
⇒なぜ、私がこんな目に遭わなきゃいけないの?
感情が高ぶり、号泣。

5.敵意とうらみ
⇒なんなんだよ、バカ、ボケ。周囲の態度にもムカつく。

6.罪意識
⇒原因を作ってしまった自分に対して罪の意識。 周囲の人たちにも迷惑をかけてしまって本当に申し訳ない。

7.空想形成・幻想
⇒あぁなったらどうしよう。そして周囲には威嚇。

8.孤独感と抑うつ
⇒ひとりぼっち。誰もわかってくれない孤独感。

9.精神的混乱とアパシー(無関心)
⇒自暴自棄。すべてのことに対して無関心。

10.あきらめ―受容
⇒もう起きてしまったことはしょうがない。 受入れる。

11.新しい希望―ユーモアと笑いの再発見
⇒これも、笑ってネタにしよう。

12.立ち直りの段階―新しいアイデンティティの誕生
⇒いつかは立ち直り、誇りを取り戻せる。

ここまで到達すれば、クリアです!
途中段階にいる人は、ゴールまであともう少し!がんばれ!