膠原病に加えて咽頭炎・頸部リンパ節炎・蓄膿症。結局治るまでに約6ヶ月。その経過を振り返ります。

2015年夏は、ひどい風邪をひきました。
免疫抑制剤を服用しているので、治りが非常に悪かったです。
高安動脈炎の再発ではないかと、ビビりまくっていました。もうこりごり(>_<)

備忘録&ご参考までに経過を振り返ります。
(最終更新2017年1月26日)

●病歴(当時)

高安動脈炎歴 約2年 (ステロイド60mgスタート)

●服薬

プレドニン1日4mgと免疫抑制剤タクロリムスを併用。そのほか諸々服用中。

◆経過

2015年7月末より、のどの痛み、右奥歯の奥の歯茎が痛み出し、近医の内科、耳鼻咽喉科、歯科にかかる。のどが腫れていること以外とくに異常所見はなく、うがい薬のみ処方される。

その後、首の右側のリンパ腺が腫れて小さなシコリができたので、8月下旬、膠原病内科に予約外でかかったところ、免疫抑制剤の服用で咽頭炎が治りにくくなっているのだろうとのこと。

その診察から数日後、胸の間を中心に膿みをもった発疹(痛みやかゆみなし)が一晩でばーっと出現。発疹はその後、手のひらにも左右1粒ずつポツポツできはじめる。

そこで、こんどは皮膚科に行き、おそらく黄色ブドウ球菌が原因による毛嚢炎(毛包炎)ではないかということで、セフゾンなどの抗生剤のほか、のど用にトラネキサム酸、PL配合錠などを処方される。

熱は平熱が35.8度のところ、若干高く、36度台後半で推移。

9月上旬頃
のどの奥がヒリヒリして唾を飲み込むのも痛くなってきて、食欲も低下。
体重も1ヶ月で2キロ減。

1週間ほどして(9月上中旬)、のどの痛みがだいぶ引いてきて、首のリンパ腺の腫れ・しこりも小さくなってきた。
血液検査で、CRPは0.2。

9月中旬
首のリンパ腺がまだ痛むので、膠原病内科で処方された総合感冒薬(PL配合錠)を継続服用。

9月下旬頃
ようやく痛みや腫れがひいて、治ったかに思われたが・・・。

10月に入り、3週間ぐらい黄色い痰が続き、ときには少量の血痰も出て、鼻水、背部痛、低血圧などの症状が続く。

免疫抑制剤の服用を1週間中止。

11月中旬 耳鼻咽喉科にて「蓄膿症」(副鼻腔炎)と診断される。

セフェム系の抗生剤と去痰剤を1週間服用し、ようやく症状がおさまってくる。

12月中旬
蓄膿症が再発。

2016年1月上旬
痰と鼻水の症状続く。耳鼻咽喉科に週1ペースで通院。
CRP0.6、白血球1万超。

1月下旬
CRP0.0。ようやく痰や後鼻漏の症状がおさまる。

培養検査の結果、原因は「緑膿菌」である可能性が耳鼻科の先生から指摘されましたが、そうなると、私の場合、膠原病で服用しているお薬との飲み合わせ的に
抗生剤(マクロライド系)を服用することができないとのことで、去痰剤と点鼻薬で治療を続けています。


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医師からのアドバイスやコメント

  • 首のリンパ腺のしこりについては、悪性リンパ腫によるしこりの場合は、痛みがないそうです。
  • 高安動脈炎による炎症の再発の可能性を聞いてみたところ、再発している場合は、全身症状が伴うケースが多いとのこと。
  • 感染症予防のために、口呼吸にならないように、首にタオルを巻いて寝るとよい。
  • 食事はのど越しがよくて刺激にならないものをとりましょう。

まとめ

8月だけで診療科を7つ受診しました。うれしくない自己最多記録。
のど風邪からこんなことになろうとは……。おそるべし、免疫抑制剤。

ちなみに、うちの夫もこの年、蓄のう症になりました。盲腸で手術入院して、それ以前から風邪をひいていて、長引いているようだったので、私が耳鼻咽喉科の予約をとって強制的に行かせたら、蓄膿症になっていました(夫)。はやく、病院に行くようにとすすめていたのに、行きやしないから、まったく、もう~。週末は寝込んでばかりだし、子どもの面倒はみてもらえないし、どこにも出かけられないしで、家族もイライラするばかり。40歳も過ぎたら、風邪をひいたら早めに病院に行くのが良さそうです。

寒暖差が激しい時期、皆さまもどうぞご自愛くださいませ。