2021年春、大阪で変異株が猛威をふるい、東京でも緊急事態宣言がまた発令されるか?という状況下、東京23区内に勤務する40代夫が、ついに発熱!!どうなるわが家?一家全滅か?
すでに多くの経験者の方々がコロナ体験記を書いているでしょうから、一般的な話はそちらをお読みいただくとして、私は難病当事者(心臓疾患あり、ステロイドや免疫抑制剤服用中)および母の視点でどうだったかなど記録していきます。
目次
夫コロナ陽性になるまでの経緯
夫の職場でコロナ陽性者が一人出る。濃厚接触者多数。会食なし。昼食は基本社内・各自のデスクで。
2日前の土日 家族と過ごす
2021年4月19日夜 夫、37.5℃発熱、すぐさま隔離
4月20日午前 私(妻)が東京都発熱相談センターに電話。近所の発熱外来を紹介してもらう
4月20日午後 夫、近所の発熱外来にてPCR検査を受ける
4月21日19時頃 クリニックから陽性の連絡
同居家族は濃厚接触者に
4月22日昼前 保健所から夫に連絡あり。同日午後同じクリニックにて濃厚接触者となる私と子どもについてもPCR検査を受けるよう指示あり
→クリニックに予約の電話を入れる。電話にて看護師さんと事前問診のち、指定の時間にクリニックへ向かう(公共交通機関が使えないので徒歩で)。
保健所によると持病のある私がコロナ陽性・入院の場合は、私のかかりつけ病院に夫婦で入院できるとのこと。子どもが陰性でも同病院の小児科に入れてくれるという連絡を保健所からもらったので、いちばん心配だったことがクリアになって少し安堵。
母と子は陰性、夫は自宅療養を選択
4月23日16時頃 検査結果の連絡がクリニックから入る。
母と子は陰性!あぁ、ひとまずよかった!入院免れた!
「ただし、PCR検査は30%の確率で偽陰性が生じると言われているので、2週間健康観察を続けて、何か症状が出たら再検査するので連絡ください」と医師から言われる。
家事の負担がどっと押し寄せる
夫は高熱で寝込んではいましたが、食欲がなかったのは初日程度で、それ以降は熱があっても、フツーに食欲があり、3食ずっと普通食。
小学生の子どもは当然、学校をお休みすることになり、学校の先生と連絡を取り合いながら私が学習面のフォロー、そして給食がないので毎日お昼ごはんも用意しなければなりませんでした。
夫が触れた場所(ドアノブ、洗面台)の除菌作業、普段よりもこまめな洗濯、すべての部屋の換気、食器は使い捨ての紙皿、割り箸などを使う、頻回の手洗いなど、感染対策に全神経を使いヘロヘロです。
- 食事の用意&後片付け 5食→8食分
- 洗濯 週3→週7
- 風呂掃除 週0→週7(いつもは夫担当)
- 消毒作業 週0→週7
- 手洗い 手荒れするほど増える
- 家庭教師 1日1時間→3時間
- 階段上り 1日1回→5回
ざっとピックアップしただけでも、これだけやることが増えました。やればできるじゃん、とも言えますが、長期的には絶対ムリ!神経が高ぶって眠れない日々が続いているし、持病が悪化してしまうわっ。
いつも夫には助けてもらっているので、恩返しと思って今は尽くすことにします。子どもの成長に伴い、家族とこれだけ濃密な時間を過ごせる機会もこの先そんなにないでしょうから、与えられたギフトだと思って、前向きにがんばります。
子どもの家庭学習
四谷大塚の通信コース(進学くらぶ)を受講中。
不幸中の幸い
- 夫は軽症(高熱のみ)であること
- 妻子は陰性
- 徒歩圏内に発熱外来があったこと
- 妻のかかりつけ病院に入院ベッドの空きがあること
- 子GW間近で学習の遅れ影響が少ないこと
- 暖かい日続きであること
- 相談できる友人・知人がいたこと
電話診療
かかりつけの循環器内科の医師から電話あり。同病院の感染性内科から私が濃厚接触者になったことを聞いたそうで、来週の診察は電話診療となった。後日、医療秘書さんと電話でやりとりして、かかりつけの薬局に処方箋を送ってもらい、薬を取りにいきました。
4月24日現在
幸い、私と子どもは陰性で、結果がわかるまでは不安と緊張の連続でしたが、いまのところ元気に過ごしております。夫も平熱まで下がりました。→その後、ぶり返しあり。
子ども、学校は出席停止となり、実質3週間のながーいお休みとなります(感染した家族と部屋を別にできない、マンションでトイレを別にできないお宅などは実質4週間の出席停止になるお子さんもいるようですよ)
毎日学校の先生と電話でお話をしていて、週に1度、課題のプリントを担任がポストに投函してくれるなど、学習面&精神面のフォローをしてもらっています。
新学年になったばかりで遠足は中止になり、そのほか授業の楽しいイベントにことごとく参加できないので、本人は残念がっていますが、ネットで動画を探して、模擬体験しています。塾のプリント教材などで勉強もしているので、学習の心配はしていませんが、今後のメンタル面や運動不足は心配です。2週間の自宅療養生活となりますが、できるだけ楽しく過ごせるよう意識していきたいです。
4月29日
夫は自宅療養期間満了となりました。翌日から、家族そろって距離はとりつつ食事をとったり、近所を散歩したり、寝室は別のままですが概ね平常運転に戻りました。
5月某日
子どももようやく出席停止期間が満了し、学校に行けるように。
まだまだ大変な日が続きますが、皆さまもくれぐれも感染予防にお気をつけてお過ごしください。