今日は、A.デーケン氏の「悲嘆のプロセス」についてご紹介します。
自分がいまどの段階にいるのか、客観的に認知することで、立ち直りのゴール=再スタート地点に立てることがイメージしやすくなって、愛する人の死や病気などの受容もスムーズにいくのではないかと思います。
私も自分自身の病気を受容するまでにこのプロセスを経ました。
ご参考まで。
「悲嘆のプロセス」(by デーケン)
1.精神的打撃と麻痺状態
⇒なにが起きたのか、わからない
2.否認
⇒私は何も悪いことはしていない。
3.パニック
⇒まさにパニック状態。
4.怒りと不当感
⇒なぜ、私がこんな目に遭わなきゃいけないの?
感情が高ぶり、号泣。
5.敵意とうらみ
⇒なんなんだよ、バカ、ボケ。周囲の態度にもムカつく。
6.罪意識
⇒原因を作ってしまった自分に対して罪の意識。 周囲の人たちにも迷惑をかけてしまって本当に申し訳ない。
7.空想形成・幻想
⇒あぁなったらどうしよう。そして周囲には威嚇。
8.孤独感と抑うつ
⇒ひとりぼっち。誰もわかってくれない孤独感。
9.精神的混乱とアパシー(無関心)
⇒自暴自棄。すべてのことに対して無関心。
10.あきらめ―受容
⇒もう起きてしまったことはしょうがない。 受入れる。
11.新しい希望―ユーモアと笑いの再発見
⇒これも、笑ってネタにしよう。
12.立ち直りの段階―新しいアイデンティティの誕生
⇒いつかは立ち直り、誇りを取り戻せる。
ここまで到達すれば、クリアです!
途中段階にいる人は、ゴールまであともう少し!がんばれ!