2016年春、わが家は東京都内に新築一戸建てを購入しました。実際に物件・土地選びにおいては「理想」と「現実」でいろいろ悩むことになりましたが、“おウチ購入プロジェクト”は無事に完遂でき、新生活をスタートさせています。今後このブログでも購入に至るまでの悩み事や物件巡りで苦労したこと、不動産屋の営業マンとのやりとりや出来事など、随時ご紹介していきたいと思います。
不動産屋の営業マンとのやりとりで苦労したこと
今回は、不動産屋の営業マンとのやりとりで苦労したエピソードをご紹介します。
希望条件がなかなか伝わらない
物件探しをするにあたっては、予算やエリアのほかに下記のような条件を挙げていました。
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- 「最寄り駅まで徒歩圏内であること」
- 「坂道が少ない街・地域」
- 「歩いてスーパーに買い物に行ける」
なかでも、難病および心臓疾患のある私は、坂道がないエリア、平坦な土地であることを絶対条件として不動産屋に伝えていました。
物件情報をまずはメールで送ってもらって、それに対する感想(気に入った点・気に入らない点)を営業マンにフィードバックして、こちらの要望を理解してもらえるように何度もやりとりするわけです。
で、気に入った物件については、内覧予約をして休みの日に1日3~4物件ほど見て回って、感想を伝えるなかで、「体力がないので、とにかく坂道があるところはNGです」とこちらの要望を何度も伝えていたのですが、それがなかなか伝わらないのです。
ある物件を見に行ったときに、坂道を車で通り過ぎたので、後部座席に座っていた私は、「ここは坂道があるからダメだわぁ~」と感想をもらすと、営業マンが「でも、この程度の坂道ですよ。これくらいの距離しかありませんから」と言いました。
「この程度の坂道でも私にとっては負担になるんだよ!」
「この程度かどうかはお前が決めるんじゃない!こっちが決めるんだよ!」
と、内心腹を立ててはいたものの、そこは大人の対応で「毎日のこととなると、この程度の坂でも私には負担になるんです」とお伝えしました。
そのほか、最近は2階がLDKの物件も増えていますが、買い物した荷物を上に運ぶ負担を考えると、2階がLDKの物件もNGを出していた私に対して、2階がLDKの物件をオススメしてくるあたり、もうダメだな・・・と。
この一件があって以来、相変わらず坂道のあるエリアの物件情報はメールで送られてくるし、この不動産屋の営業マンに対する信頼は低下していきました。結局、その後、この不動産屋さんとはご縁がなかったです。
なかなか、「見えない障害」のことを他人に理解してもらうということは難しいものですね。