こんにちは。アラフォー難病女子のかふぇもかです。
指定難病の一つ高安動脈炎(膠原病)や狭心症の持病がある私ですが、このほど障害年金の申請をしてみることにしました。実際には、年金のプロ・社会保険労務士に障害年金の申請の代行を依頼しています。その際に、社労士のT先生に障害年金に関して、いろいろ質問してみましたので、Q&A形式でご紹介します(以下、あくまで私の事例です)。
障害年金を申請するときのポイント
障害基礎年金2級は、日常生活にかなりの不自由があった場合に認められます。
わかりやすくいえば、入院の場合は病室のみ、在宅の場合は活動は家の中に限られる(介助が必要なときがあり、日中の半分は横になっている場合)というイメージです。
かふぇもかさんの場合は、難しいかもしれません。5分5分です。
病院のカルテ保存期間は5年ですが、病院が小さい場合、カルテを破棄しているところが多いのが実情です。それ以前が初診日だと、初診日証明が困難になってきます(カルテが残っている病院から遡って証拠を探すことになります)。
かふぇもかさんの場合、初診日が2011年ということで、すでに5年以上経過しています。
そこで、
1.ダメもとで障害年金を申請する
(初診日証明を確保⇒診断書を依頼⇒障害年金を申請)
2.初診日証明(受診状況等証明書)のみを確保しておく
という2つのやり方もあります。
Q.申請するデメリットを教えてください。
当事務所で受任した場合、着手金21,600円と診断書などの文書料1万円くらいかかります。(もし、受給が確定したら、成功報酬として年金額の2カ月分など)
なお、障害年金は非課税なので、年末調整などの際に申告する必要はなく、自分で言わない限りは障害年金の受給を周囲の人に知られることはありません。
(ただし、マイナンバーの導入で、そのあたり今後どうなるかは不明です)
Q.いくつも持病がありますが、どの病名で申請するのが適当でしょうか?
障害年金は〇〇症といった症状では認定されません。
かふぇもかさんの場合は、高安動脈炎の合併症として狭心症になるようですので、「高安動脈炎」で進めたいと思います。
Q.主治医に診断書の作成をお願いするときのポイントはありますか?
診断書の記載内容によって、日本年金機構が障害年金に該当するかどうか判断します。
障害年金を受給するには、最低条件として診断書の中の「一般状態区分表」(上記画像参照)で「ウ」「エ」「オ」のいずれかにチェックがついている必要があります。
しかしながら、医師はほとんど患者の日常生活を把握していません。診察の時間も短く、なかなか伝えられないと皆さんがおっしゃいます。
そこで、医師に分かっていただきたいことや、下書きになるようなものをあらかじめ用意し、診断書を依頼するときに一緒に渡すとよいでしょう。
Q.日常のようすを説明する文書を作成するときのポイントは?
医師は多忙なので、簡潔に書くことがポイントです。
障害年金申請にあっては、日常生活で“困っていること”を伝えればよく、できることを書くと、良い方に誤解されることが多々あるので、余計なことは“あえて書かない”ほうがよいでしょう。
Q.主治医の診断書に不服がある場合はどうしたらよいでしょうか?
診断書を作成していただいた時点で、ご自身が思っていることと違う点は確認して、修正していただける場合は、修正していただきます。
Q.障害年金の申請から決定までどのくらいかかりますか?
だいだい3~4ヶ月くらいかかります。
Q.障害年金をもらいながら働くことはできますか?
障害年金をもらいながら働くことは可能です。ただし、数年に一度、更新があり、診断書を提出しなければなりませんが、その際に、主治医に労働が可能と判断されてしまえば、打ち切りになってしまう可能性はもちろんあります。
障害年金に関する本
障害年金に興味がある人やこれから申請しようと思う人は、まずは障害年金に関する最低限の知識を自分で学ぶところからはじめましょう。
この本は、わかりやすくまとめられていましたよ。
そのほか、障害年金に関する本を何冊か読みましたが、それでもやっぱり、実務に関しては複雑すぎてよくわからん!ということで今回プロの社会保険労務士の先生のお力を借りることにしました(社会保険労務士探しや、面談の流れなどは過去記事参照)。
「難病」「高安動脈炎」という、わけのわからない病気を持っていますし、結局のところ申請してみないことには障害年金を受給できるかどうかわからないので、ダメもとで申請してみることにします。結果が出たら、またこのブログでもご報告します。では、では。
Q.ズバリ!私は障害基礎年金2級(最低ライン)に該当するでしょうか?