こんにちは。カフェモカです。
私は、膠原病の一種、高安動脈炎という難病を患っているので、しばしば周囲に病気のことをカミングアウトするかしないか、悩みます。
この病気は希少難病ですが、20代の女性の罹患率が比較的高いと言われていて、病気のことを家族や友だちにも相談できなくて悩んでいらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、10代、20代の方のお悩みでよくある「好きな人に病気のことをカミングアウトするか?しないか?」について考えてみたいと思います。
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病気のことを好きな相手に伝えるか否か?
私は個人的には、好きな相手には病気のことは伝えるべきだと思います。隠しごとをしながら付き合うほうが、まるで相手をだましているようで、ツラいのではないでしょうか。とはいえ、病気のことをカミングアウトすることで、相手が離れていってしまったらどうしよう?と思うと、なかなか勇気が出てこないものですよね。
伝える勇気の持ち方
本当に相手のことを想っているのであれば、「病気のことも含めてすべて受け止めてくれる!」と信じてあげるべきでしょう。病気のあるなしにかかわらず、本当に自分のことを好きでいてくれている人であれば、病気のことを聞いたからといって「好き」という気持ちはゆるがないはずです。そして、病気のことについて学んで、一緒に考え、悩み、よりよき理解者となってくれることでしょう。
ここで相手が態度を変えて、お付き合いが終了となってしまうような関係であれば、「こっちから願い下げだ!」「ここで別れて正解」と割り切るほかありません。むしろ、相手の本性がわかってラッキーとも言えるでしょう。そのときは、病気のことも含めて自分のことを受け止めてくれる人生のパートナーはほかにいる、理解してくれる人といつか出会える!ということを信じて、前向きに生きていきましょう!
強い絆が生まれるきっかけに
私自身は、結婚・出産をしてから難病をわずらったので、病気のことを好きな人にカミングアウトしたという経験はありませんが、過去にセクシャリティの問題で、好きな人からカミングアウトされたという経験があります。はじめて聞いたときは動揺して、かなりびっくりしましたが、ある意味では、うれしかったです。なぜなら、その人のパーソナリティの根幹となる部分を、家族でもない私にきちんと話してくれたからです。それだけ私のことを大切に思ってくれていて、信頼してくれているのだなと思ったら、ますます好きになりました(笑)。
人は不思議なもので、目の前にあるハードルが高ければ高いほど、そのハードルを乗り越えたいと考えるものです。カミングアウトすることで、「私がこの人のことを一生支えてあげるんだ!」「そばで力になってあげたい」という気持ちが相手に芽生えたのだとしたら、そこにはふたりの強い絆が生まれるに違いありません。
いつ言うか?タイミングは大切
ただし、カミングアウトするなら、付き合ってしばらく経ってからのほうが無難かもしれません。
お互いに信頼関係がある程度できていて、この人ならきちんと聞く耳をもってくれる、大丈夫!と思える段階にないと、やはり“重たい”存在として思われてしまったり、他言されてしまう可能性もあるからです。
また、自分自身がすでに病気のことを受容しているかどうかも考慮したほうがいいかもしれません。「病気とうまくお付き合いをしていく!」という強い気持ちがまだ持てていない段階(たとえば治療をスタートして間もない頃など)であれば、相手に不安や誤解を与えるだけになってしまうかもしれないからです。まずは、自分の病気のことをしっかり勉強して、客観的かつ冷静に病気のこと(どの程度の症状で、どんな治療を受けていて、妊娠ができない、遺伝するかもしれない、苦手なことなども含めて)を相手に伝えられた方がベターでしょう。
カミングアウトデー(10月11日)に思い切ってカミングアウトしてみるという手もあります。
いずれにしても、前向きな気持ちで、ふたりの将来のことを話せるような関係、あるいは真剣に付き合っていきたいと考える相手なのであれば、もう言うべき時期はきているのかもしれません。
自分の道は自分で切り開く!
10代、20代で慢性疾患などをかかえていたり、過去に重い病気にかかったことがある経験などがあると、仕事や結婚・出産など将来のことを考えると不安や焦りばかりが募ってくることもあるでしょう。でも、自ら可能性を閉じてしまうのはとてももったいないことだと思います。
症状が悪化して治療に専念しなければならないときもあるかもしれませんが、病状が安定しているときには勇気をもって恋のアンテナも張ってみてはいかがですか? 倫理的なことはどうであれ、一日限りの恋だってステキじゃありませんか!恋のトキメキは生きるパワーをもたらしてくれます!(ちなみに、私はいまは好きな俳優さんがいて、その人が出演しているドラマを観るたびにときめいています☆)。
一度しかない限りある人生を精一杯楽しみましょう♪