ダニエキスを注射!5歳からダニアレルギー治療「皮下免疫療法」を受けているので途中経過報告。子供の鼻炎・喘息は改善するか?

2016年7月より皮下免疫療法スタート

東京に引っ越してきて、子どもの鼻水の症状を診てもらうために、たまたまかかった耳鼻咽喉科で、「アレルギー検査受けたことありますか?」と聞かれ、「いいえ、ありません」と言ったところ、「では一度受けておきましょうか」と、流れでアレルギー検査を受けた5歳の息子くん。

ダニエキスを注射!

その結果、「ダニアレルギーがクラス6で突き抜けている。治療方法としては、ダニのエキスが配合されているものを注射する「皮下免疫療法」というアレルギー免疫療法があるので、受けられることをオススメします」と言われ、あれよあれよという間に、その日(2016年7月より)注射を打つことになりました。

12歳以上であれば舌下免疫療法

2017年3月現在、12歳以上が受けられる治療法には「舌下免疫療法」というものがあります(2018年より5歳以上も適応に)。

こちらは注射ではなく、錠剤を舌の下で溶かしてダニエキスを体内に入れて免疫をつける方法です。

「舌下免疫療法」は、ゆくゆくは5歳から受けられるように認可される見込みなので、それまでは注射で治療を始めておきましょうということになりました。

舌下免疫療法の方が、注射タイプよりも圧倒的に通院回数が少なくて済むので、はやくそちらに切り替えできればなと考えていました。

皮下免疫療法(注射)の通院頻度・治療期間

治療スタート時は、週2回耳鼻科に注射を打ちに行っています。

3ヶ月目からは週1回、その後は隔週、月1とだんだん通院頻度は減りますが、治療期間は皮下免疫療法で最低3年くらいは通院しなくてはなりません。

これは、かなりの労力。親も覚悟が必要です。夫と話し合い、夫も私もアレルギーで苦労しているので、子どもの将来のことを考え、鼻炎などに効果が期待できるのであれば、試す価値はあるという結論に至りました。

もちろん「通院の協力よろしく!」と私だけに負担がかからないように、夫の理解・協力も仰ぎました。

半年経って

はじめは週2回も耳鼻科に通院して、注射打って、5歳の息子も私も大変でした。そりゃ、注射をうちに行くんですもの。子どもはイヤに決まっていますよね。注射いやー!あの先生嫌~い!絶対行かないから!と毎度毎度、連れて行くのに苦労しました。仕方がないので、耳鼻科に行くといいことがあるよ、と帰りにマックに立ち寄ってソフトクリームを食べさせたり。そのうち、毎週火曜日は耳鼻科に行く日と本人自らカレンダーに書き込むようになって、ルーティーンになってきました。注射は赤ちゃん用の注射だから痛くないと本人は言っています。それより、鼻水を吸引されたり、のどに消毒されるほうがイヤでいまでも抵抗しています。

最初の数ヶ月間は、鼻水や鼻づまりがずっと続いていたり、注射を打った日の夜などはアトピーのかゆみが強く出て、かいかいしてましたが、3ヶ月くらい経った頃には鼻水はおさまってきたかな?という印象です。

ちなみに息子は花粉症のアレルギーの数値は5歳当時は反応しませんでしたが、その後、7歳のときに受けた血液検査で、スギ花粉のアレルギー反応が出ていたので、スギアレルギーの治療(注射)も受けることになりました。

わが家のダニ撃退法

もともと夫も息子もアトピーがひどいので、わが家ではアトピー対策をしています。

  • 布団掃除機 レイコップ
  • 布団乾燥機
  • 防ダニ布団(ベルメゾンで息子が新生児のときに購入)
  • ダニ捕りシート
  • 空気清浄機

アトピーの新治療薬も3年後くらいには実用化される見通しが経ってきましたね。わが家は全員アレルギー体質なので、ホントに苦労しています。子どもは小さい頃は卵のアレルギーもあったし、離乳食づくりでも気を使ったし。

皮下免疫療法の効果

2018年  2019年 2020年 2021年

  • ハウスダスト クラス6→5→4→クラス3
  • ダニ クラス6→クラス6→クラス4
  • スギ クラス4→クラス1→クラス0(陰性)
  • IgE 1600→690170→89(陰性)

スギの皮下免疫療法は、1年間でだいぶ効果が出ている印象です。2年目(小4、2020年)で、なんと陰性になりました!!ハウスダスト・ダニ注射は3年目まではあまり変化ありませんでしたが、5年目でクラス3まで下がってきました。全体的にIgE値がかなり下がって、正常ラインまできたので、いい傾向です!

2021年、喘息の診断名が外れることになりました!

治療の苦労が報われて、よかった!!

今回の血液検査で効果が出ていることがわかったので、このまま治療を継続していきたいと思います。